出発前必見! 海外旅行用スマホSIM・方面別まとめ【2019最新版】
こんにちは、MaSaです。
旅行先で現地の観光情報を入手したり、
宿に予約を入れたり
Google mapでレストランを探したり。
旅ナカ情報を得るツールとして、旅先でのネットアクセスは必須ですね。
その必須条件となったスマホ・あるいはパソコンの通信環境を快適にするために、2018年の旅人たちはどのような準備をすべきでしょうか?
レンタルWifi? 海外SIM? 国際ローミング?
迷ったら答えは海外SIM購入です
海外旅行先でのネット接続にはざっくり分けて4種類の方法があります
まずは概略とそれぞれのメリット・デメリットをを検証しておきましょう。
- 携帯会社のローミングサービスを使う
いまお使いのスマホをそのまま海外で使うパターンですね。
最近になって利用料金が下がってきていますが、980円/24時間とまだまだ高いです。
- ポケットWifiをレンタルする
成田や関空で、あるいは郵送でポケットWi-Fiを短期レンタルします。
外出中も常にPCでネットを使う方や、複数のグループで旅行する場合などにメリットがあります。
ただ充電器も含めて持ち歩く手間と、宿に帰ってスマホとWifiの両方を充電する面倒、返却の手間が煩わしいですね。価格的にはSIMより高いがローミングより安いかな?という微妙な位置。
- 海外用SIMカードを購入する
おすすめがこれ。今使っているSIMと旅行用のSIMを挿し換えて通信します
- ホテルやレストランのフリーWifiを使用する
日本中、世界中で広まっているフリーWi-Fiですね。
いたるところでアクセスできて便利ですがリスクもあります
リスクについてはこの記事の最後で説明します。
結論から言うと、ぼくはSIMカードと無料Wifiの組み合わせをおすすめします。
海外SIMを購入して自分のスマホに挿す。
外出中はSIMを利用し、宿に帰ったら宿のフリーwifiを使用する。
デラックスホテルから格安ホステルまで、いまどきwifi環境のない宿を探すほうが難しいくらいです。万が一Wifiのない宿に泊まると悲劇ですので、これは予約時にしっかりチェックしておきましょう。
LINEやSkype、あるいはFacebookのMessengerやGoogle Duoなど、アプリを使えば無料で通話できる選択肢が多く存在する今日、SIMに音声通話オプションはほぼ不要です。
すなわち、【データ通信のみでOK】ということです。データSIMがあれば、LINEのメッセージのやり取りや通話は国内にいる時とまったく同じように利用できます。
では、なぜ海外SIMがイチオシなのか、順を追って説明していきましょう!
劇的に変わった通信環境
ぼくがバックパックを背負って初めて旅立ったころが白黒映画のように感じるほど、この数十年で旅人のコミュニケーション環境は急速かつ劇的に進化しました。
1980年代の基本連絡手段は【絵はがき】一択ですよ!笑
日本にいる両親に絵はがきが届いたときにはすでに別の街にいる、そんなゆったりした時間軸のなかで僕らは旅をしていたんです。
国際電話なんて使おうもんなら莫大な料金がかかる時代でしたから、リアルタイムの音声通話などそもそも旅の選択肢になかった。
翻って現代。
ぼくの長男(20)なんて、先日はポーランドのクラコフの路上からLINEをかけてきて、
「親父のおすすめしてたレストランってさ、◎◎の裏あたりって言ってたよね~、
いまそのあたりウロウロしてるんだけど見当たらない」
「んじゃいまGoogle mapにマークして送るわ」
「サンキュ、あ、こっちかあ。道一本ずれてたぜ」
なんて会話があたりまえに発生する時代なわけです。
ほんと、近所の出先からかけてくる感覚です。
地球が一気に狭くなったような実感がありますね!
渡航前に日本で購入できるSIMが増えた
さてそんな海外SIMですが、つい数年前までは現地到着後にSIMを購入するのが一般的でした。
空港の到着ロビーでは複数の通信会社がSIM販売ブースを設置していますし、
SIMの自販機がある空港も増えています。大きな国際空港であれば到着ロビーでSIMを購入するのは簡単です。
また空港で購入するのをちょっと我慢して街中の店舗を探せば、空港価格よりも割安でSIMを入手することが可能ですね。
でもやっぱり到着してすぐにアクセスしたいのが現代人の心理です。早朝・深夜の到着だったりすると、すぐにSIMを手に入れるのが難しかったりします。また説明も現地語オンリーだったりして、買ったはいいものの開通に手間取ったという話もよく聞きます。
そこで「需要あればビジネスあり」と海外SIMをまとめて輸入して国内で販売する業者が増えてきました。Amazonで検索すれば、ほとんどの国をカバーするSIMを見つけることができます。
海外SIMカード国内調達のメリットとデメリット
さてここで疑問となってくるのが、現地へ行ってから買うべきか、出発前に国内で調達しておくべきかという点です。ぼくは現時点では国内調達しておくことをおすすめしています。なぜなら、
飛行機が着陸した直後からネットが使える
意外とうれしいのがこれ。下手したら入国手続きに延々30分以上並ぶこともある状況で、現地情報にアクセスしたりフライト中に届いたメッセージのチェックを済ませたりできちゃいます。
到着してからSIM購入に時間を割かなくてよい
空港のSIM屋さんにも、時間帯によっては行列ができていたりします。言葉に自信がない場合もちょっと心配ですね。事前にSIMをゲットしておけば、ホテルへ直行できます。
輸入価格が下がってきて、現地購入価格と遜色ない。あるいは安い。
これは最近の傾向ですが、通販会社が大量仕入れを行っているのと、複数の会社が競合しているおかげで日本で購入する料金が下がってきています。現地価格より安く買えた!なんてレポートも入りだしています。
出発前に日本でアクティベート(有効化)できるSIMもある
SIMを挿し換えるだけで自動で認識してくれるケースも多いようですが、基本的には自身でAPN設定などをおこなう必要があります。日本までカバーしているSIMの場合のみですが、出発の直前に日本語で設定を済ませられることがあります。
メリットは多そうですね。それではデメリットはないのでしょうか?
現地購入か事前入手かに関わらず、SIMを挿し換えて使うには少なくとも以下のデメリットが想定されるので気を付けておきましょう。
抜いたSIM(本来の自分のSIM)を紛失する
まさかと思うでしょうが、結構あるあるです。
とくに屋外でばたばたしてる時に抜いたSIMを落とす、とか
飛行機の中で挿し換えてて座席の下に落とすとか。聞きますね。
しまった場所を思い出せないなんてこともあります。気を付けましょう。
買ったはいいが全く通信できない
これには複数の理由が考えられて、一番マヌケなのが自分の端末のSIMロックを
解除してなかったってやつです。渡航先でのロック解除はほぼ不可能です。準備不足ですね、あきらめましょう。
また自分のスマホのSIMサイズが不明なままSIMを購入してしまい、サイズが合わなくて挿せない!なんてケースも僕の知人が最近やらかしました。これも購入前の準備不足と言えます。
もう一つはちょっと専門的な話になりますが、自分のスマホの対応周波数帯域と購入したSIMの周波数が一致せず、使えなかったというケースです。
この2点については後半でわかりやすく説明しますので、ぜひ目を通しておいてください。
日本語の説明書がついていないことがある
輸入したSIMをそのまま転売しているだけの業者や、香港の業者から直接発送の例も多くみられます。 英語で説明があればまだなんとかなりますが、現地語だけだとお手上げですね。 簡単でも良いので日本語の説明書がついているSIMを探すようにしましょう。
ここからは、出発前に国内で入手できる海外SIMを渡航先別にまとめてあります。
事前購入する際の検討資料として利用してくださいね。
【最新版】行先別 海外SIM一覧
アジア
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アメリカ本土
ハワイ
オーストラリア
ニュージーランド
その他の国と地域
海外SIMを買う前に確認すべき3つのポイント
先に例をあげたように、せっかく買ったはいいけど現地へ行ったら使えなかったというケースがちょこちょこあります。 技術的な問題や、そもそもSIMが不良品だったなんてこともありうるのですが、以下の3点は自分で確実にしておきましょう。
SIMロック解除は必須
国内ではMVNOなど格安SIMを使う方が増えています。私もそうです。
格安SIMを使っている方はそもそもSIMフリースマホでしょうから問題ありませんが、docomo・au・softbank等の大手キャリアのスマホを使っている場合、SIMロックがかかっているので海外SIMに差し替えても通信ができません。事前にロック解除する必要があります。
SIMロックの状態(ロックされているのか、解除されているのか)は自分で確認できます。
リンク:SIMロックの状態を確認する方法
ロックされていた場合は、携帯会社の店舗へ持ち込んで解除してもらいましょう。
SIMロック解除の方法と手数料はそれぞれの会社の公式サイトで確認できます。
SIMカードと端末のスロットのサイズが一致していますか?
現在流通しているスマホに挿すSIMには標準SIM・Micro SIM・Nano SIMと3種類のサイズがあります。端末によってサイズが違うので、間違ったサイズのSIMを購入してしまうと使えないことがあります。SIM購入前にご自身のスマホに使えるサイズを確認しておきましょう。
対応バンド(周波数帯域)をチェックしておこう
みなさんが手にしているスマホ端末には、それぞれの対応バンド(周波数帯域)というものがあります。
めっちゃくだけて説明すると、テレビのチャンネルみたいなものです。
例えばBS対応してないテレビでBS1のボタンを押しても観られないですよね?
それぞれのSIMカードにも対応周波数が割り当てられていますので、スマホの周波数とSIMの周波数が合わないと、挿しても使えないとういう事態が発生します。
自分の持っているスマホがどのバンド(周波数帯域)に対応しているのか、
さくっと調べる方法がありますので確認しておきましょう。
最も簡単な方法は【機種名+対応周波数】でググる!に尽きます。
通信会社が公表している、端末ごとのスペックページが必ずありますので、そこで確認しておきましょう。
機種名でググる場合は、キャリアごとの正式な端末名称を入力する必要があります。
たとえばお持ちのスマホがXPERIA XZ2 Premiumの場合、
Docomoだと【Xperia XZ2 Premium SO-04K】
auなら【Xperia XZ2 Premium SOV37】と、正しい名前で検索してくださいね。
外観・機能は同じなのに売ってる携帯会社ごとに対応周波数が微妙に変わってくるんです。
フリーWifiの危険性とVPNを使用したリスク回避
ホテルやレストランで自由にアクセスできるフリーWifi(公衆無線LAN)。
日本でも無料でアクセスできるスポットが増えましたね。海外へ出ると、日本よりはるかにアクセスポイントの多い国も沢山あります。
ただしこのフリーWifi,誰でもアクセスできるがゆえに、悪いことを考える人が大勢いるのです。
例えばスタバなど、颯爽とMacBookを広げて仕事をしている人も多いようですが、スタバの無料wifiは暗号化されていません。対策をせずに無防備でアクセスすると、端末の個人情報やアドレス帳、パスワードなどがダダ漏れで、簡単に盗まれてしまいます。
たまに友達のLINEやFacebookが乗っ取られたりするのを見かけると思います。大抵こういうところで無防備なアクセスを行ったことが原因と考えられます。
怖いですねー! かといってこんなに便利なフリーWifiを使わないでおくのはもったいない。安心して利用するために、VPNと呼ばれるトンネルを利用しましょう。
VPN(Virtual Private Network)とはSSLによる暗号化とも違う新しい暗号化で、サーバーとあなたの端末との間の通信そのものを暗号化します。詳細の説明は別な機会に譲りますが、一言でいうと仮想のトンネルを作成してそのトンネルの中を通って通信することで、他人から盗み見られることを防ぐ技術なんです。
セキュリティ強化というメリットのほかに、ネットの規制を行っている国(中国やロシアなど)の規制をかいくぐって通信をするのにもVPNは重宝されています。自分専用のトンネルで通信しているわけですから、ネット上のやり取りを国から覗き見されずに通信することができます。
なんだかすごいぞVPN!なんで皆使ってないんだ!?
どこで手に入れてどうやって使えばいいのでしょうか?
日本の会社が運営しているVPNなので、説明も日本語であってすぐに利用開始できます。
2ヶ月の無料体験あり。5か国にサーバー設置。月額1080円のプランのみ。
とりあえず今回の旅行だけでも無料体験してみよう!なんてのもありですね。
地球上でもっとも売れているVPNサービス。僕も使っています。世界62か国に4800か所以上のアクセスポイントを誇っています。1アカウントで同時に6台までアクセス可。
2年79ドルのサービスがもっとも安価だけれど日本語対応は無し。
月500MBまで無料、Twitter でツイートすると500MB増量。
年間59.99ドルのパッケージで容量無制限、5台までアクセス可。20か国にサーバー設置。
カナダ発のVPNで、熊のアニメーションがかわいいです。
VPNについてさらに詳しく知りたい、他のサービスも検討したいというかたには、べすとVPNさんというサイトでとても詳しい情報が手に入りますので、ぜひご覧になってみてください。
まとめ
SIM+フリーWifiで最強のネット環境を維持するには、まずSIMカードをゲットです。購入先によっては香港や台湾から送られてくることもあるので、余裕をもって購入しましょう。 出発の数日前に申し込んでも渡航までに間に合わなかったケースも耳にしますので、最低1週間は余裕を見て申し込むことをおすすめします。
安心してホテルやレストラン、空港のフリーWifiを利用するために、忘れずにVPNへ加入しておきましょう。 現地についてから慌てないよう、日本を発つ前に実際にテストしておきましょうね。
4人組などの複数名で同一行動する場合、もしくは屋外でもパソコンを使って仕事をしまくる場合は、ポケットWifiのレンタルが有効です。
さあこれで海外旅行先でもストレスフリーで24時間、ネット環境を維持できます。
いってらっしゃい! Bon Voyage!
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